蓄電池を見積もりする時のチェックポイント
2022.01.30
蓄電池を考えるときに気になるのは、価格でしょう。設置工事にかかる費用など、販売会社によって差があるのが現実です。しかし、蓄電池の費用を左右する要因はたくさんあるので、見積もりが適正かを判断するのは難しいですよね。今回は、蓄電池の見積りをチェックする為に必要な知識を解説していきます。
目次
価格が安いだけで契約しない
価格が安いに越したことはありませんが、ただ、安さの理由を確認しましょう。
販売店の中には安さを追求して営業利益を削りすぎた結果、保証や、サポートにお金をかけられずに売りっぱなしの販売店が多数あります。消費者センターに寄せられているトラブルの具体例としては電話してもつながらずアフターフォローもなにもない事や、工事の不備があるのに対応してくれない等があります。これでは何かあったときに困りますよね。
蓄電池はどこの販売店で買っても同じと思われるでしょうが、金額のみで選んでしまうと要注意です。
蓄電池の相場についての記事はコチラ↓
保証やアフターサービスが無いのはNG
まずは今の太陽光を設置した時を思い出してください。安さだけで選びましたか?定期的にメンテナンスをしたり、お得な情報(蓄電池の補助金など)のお知らせが来たりしていますか?安さだけでなく蓄電池を選ぶときは他にも目を配り、保証はどうなるの?などと選ぶポイントも必要です。ですので費用を押さえたいからといってむやみに安いだけで蓄電池を設置してしまうと何か故障があった時には有償修理になってしますこともあり、結局費用が高くついたケースもありますので、注意が必要です。
蓄電池の見積書で確認するポイント
蓄電池の見積りをする時に大事なのが、蓄電池の価格や保証・アフターフォローも大事な点ですが、その他にも見積りした際に注意するべきポイントが2つあるのでご説明します。
工事瑕疵保証
特に工事瑕疵(かし)保証ですが、この保証は施工不備が原因での補修や損害賠償(漏電による火災等)を保証する期間のことです。
中古住宅や新築住宅を購入した際に販売業者が住宅の修理などを行う制度です。
瑕疵保険には、住宅だけでなく住宅設備にも適応されます。蓄電池や太陽発電システムを後から設置した場合は、販売店や施工店が蓄電池を設置したご家庭に修理をすることができます。
自然災害補償
蓄電池を設置した後に台風や地震や洪水などで蓄電池が故障した場合に補償するものです。「我が家は災害なんて滅多にこないし付けなくても大丈夫!」と思っていても、安くはない蓄電池が水没してしまって壊れてしまってまた100万円前後払うのはすごく嫌ですよね・・・
販売店によっては付加していないところもあるので確認してみましょう。
一般的には、各蓄電池メーカーの自然災害補償と同様に保証年数は、10年間が多いです。
まとめ
一見どの販売店も同じような見積書ですが、細かい内容を確認するかしないかでその内容は大きく変わってきます。
見積りを取ったあとは、蓄電池の本体価格ばかりに目が行きがちですが、工事代金や保証・アフターメンテナンスなども重要な部分なので、良く比較してから購入する方がお客様にとっても最も良い蓄電池を選ぶことができます。
家庭用蓄電池は、金額以外どこで買っても同じと思われるでしょうが、販売店の違いでここまで保証内容が違ってきますので要注意です。