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蓄電池の容量を決める2つのポイント

2022.02.16

蓄電池の基礎知識
蓄電池の容量を決める2つのポイント

昨今、卒FITによって蓄電池を導入しているご家庭が増えている中、「蓄電池は何を基準にして選んで良いか分からない」など蓄電池の容量がどれくらい必要なのか、お悩みになり、お問い合わせをいただく事が増えてきました。

実は、蓄電池の容量の選び方は簡単ではありません。

太陽光発電はなるべく大きな容量にするのが正解ですが、蓄電池の容量はそうではないからです。

蓄電池の容量を選ぶうえで、事前に知らなければならない知識も合わせて、解説していきます!

蓄電池の容量を決めるうえで知っておくべき事

蓄電池の容量の選び方をご説明する前に、「実効容量」「定格容量」など、そもそも知っておくべきことをお伝えします。

定格容量

定格容量とは、蓄電池に貯められる電気量のことを言います。

1時間に消費する電力量を表す単位はkWh(キロワットアワー)で表します。

定格容量が1kWhと書いてあったら、1時間で消費できる電力を貯められる蓄電池という事になります。

実効容量

実効容量とは、実際に使用できる電気量の事を言います。

単位は、定格容量と同じでkWhで表します。

実効容量は、メーカによって多少の違いはありますが、定格容量より10~20%程度少なくなっています。

定格出力

定格出力とは、蓄電池に貯めた電気を1度にどれだけ、出力できるかを示す数値のことです。

蓄電池容量をプールに例えて考えると、蛇口の水量が定格出力ということになります。

単位は、W(ワット)やkW(キロワット)で表します。

定格出力が1500wと蓄電池に表示されている場合、1度に1500wの電気を出力することが出来ます。

蓄電池容量の選び方の2つのポイント

蓄電池の容量は、その容量が大きければ大きいほど良いのは間違いありませんが、そのぶん蓄電池の価格が高くなるため、自分にとって最適な容量がどのくらいなのかを考えなければいけません。

今回は蓄電池の容量の3つの選び方をご紹介します。

太陽光発電の設置容量との関係からの選び方

蓄電池選びをする時には、太陽光発電の発電量はとても重要になってきます。

なぜなら、太陽光発電の発電量と蓄電池の容量が合わないと、蓄電池に貯められる電気が減ったり、電気代が高くなってしまうからです。

太陽光発電の発電量が多くて蓄電容量が少ない場合、発電された電気を使ったあとは電気が余っている状態になります。蓄電池は、余った電気を蓄電池に貯められるようになっているので蓄電容量が少ないと余った電気を全て貯めることが出来なくなってしまいます。簡単にプールで表すと、プールから蛇口から出た水が溢れている状態です。

逆に、太陽光発電の発電量が少ないのに蓄電容量が大きい場合、電気代が高くなってしまいます。なぜなら、蓄電池は太陽光発電の発電量が少ない場合、電気代の安い深夜電力を蓄電池に貯められるようになっているからです。

それより大きな蓄電池になると、太陽光発電の発電量で足りない分を、電気代の安い深夜電力を貯めるのでその分電気代は高くになります。簡単に言うと、プールの水が満タンじゃない状態で、満タンになるようにどんどん蛇口から水を出して水道代が上がるというイメージです。

蓄電池選びをする時は、まず太陽光発電の発電量を事前に把握して、発電量にあった蓄電池を選びましょう。

停電時や災害時にどのような暮らしをしたいかという点からの選び方

蓄電池の容量の選び方のもう1つは非常時に停電した際、どこまで備えるか?どのように過ごしたいか?という考え方です。

停電時になるべく普段と変わらない生活を送りたいのか、必要最低限の照明だけで良いのか、エアコンを使いたいのかというところです。

停電の時にどの電化製品を使って生活したいかを慎重に考えて蓄電池を選ぶようにしましょう!

まとめ

今回は蓄電池の容量を決めるうえで大事なポイントをお話していきました。

今回のお話をまとめると、

太陽光発電の発電量をしっかり把握しておく!

 太陽光発電の発電量によって、蓄電池の容量は違ってくる!

停電の時にどの電化製品をどれだけ使いたいかしっかり考えておく!

電化製品の消費電力を知っておくと蓄電池を選びやすい!

ただ、これは個人で計算するのはとても難しいので各メーカーや販売店に問い合わせるとシミュレーションをすることができるので、ぜひ検討してみましょう。エコプラネットでもシミュレーションをしておりますので、ぜひお問い合わせください!

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