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蓄電池の失敗しない設置場所は・・・?

2022.02.23

蓄電池の基礎知識
蓄電池の失敗しない設置場所は・・・?

ここ数年で蓄電池を設置される家庭もかなり増えてきており、新たに導入を検討される方もかなり増えてきました。

蓄電池は適切な場所に設置しないと、性能を十分引き出せなかったり、寿命が縮まったりしてしまいます。今回は蓄電池の設置場所について徹底解説していきます!

蓄電池の設置方法3パターン

蓄電池を設置する場合、太陽光発電の有無によっても設置場所を決める条件が変わってきますので、一つずつ解説していきますね。

新設の太陽光発電とセットで設置

太陽光発電を設置する際に、同時に蓄電池も設置するパターンです。

配線やパワーコンディショナーなどの周辺機器の配置も太陽光発電に合わせて設置することが出来ます。

また、昼に発電した電気を売電せずに蓄電池へ充電して、太陽光発電が発電できない夜に放電して利用することで、電気を購入せずに光熱費を大幅に削減できる効果を高めることができます。

既存の太陽光発電に追加設置

10年の売電の固定買取期間が終了したタイミングで蓄電池を設置しようという方が多いので、このケースでの蓄電池の設置が今後一番増えてくることでしょう。

太陽光発電を設置した状態で新たに蓄電池を設置する場合は配線がすでに済んでいる状態なので、その位置にあった配置や配線をする必要があります。

加えて、蓄電池のメーカーなどに関しても、太陽光発電のメーカーと相性が、良いか、悪いかの判断が必要です。既設の太陽光発電のパワーコンディショナーの仕様によっては、蓄電池が設置できる仕様のものへ交換が必要になる場合もあるので、注意が必要です。

蓄電池のみの設置

太陽光発電を設置していない、または設置しない状態で、蓄電池だけを設置する場合もあるでしょう。夜間に電力会社から安い電気で購入・充電しておいて、昼間に利用することで、お昼の電気代と夜の安い電気代の価格差によって電気代の節約ができます。また、停電などの非常時の備えとしても、人気があります。

このパターンでは、太陽光発電の配置や配線を気にする必要がないので、蓄電池単体で最適な形で設置を進めることができます。 また、太陽光発電のメーカーなどに縛られることなく自由に決めることができます。

蓄電池の正しい設置場所

それでは、実際にどこに設置するのが正しいのか見ていきましょう。これから設置を検討される方は参考にしてみてください。

屋内外共通のポイント

まずは、屋内設置と屋外設置の蓄電池の共通の正しい設置場所について解説していきます。

十分に広いスペース

蓄電池の設置場所は、蓄電池の大きさ分だけの広さでは狭い場合がありあます。

蓄電池の設置時またはメンテナンスなどで作業ができる広さが必要なので、余裕を持ったスペースを確保するようにしましょう。

蓄電池の重さに耐える場所

蓄電池は屋内設置型なら約60~約170kg、屋外設置型では約120~約250kgぐらいをみておきましょう。

かなりの重さがある為、蓄電池を置く場所は、重量に耐えられる強度のある床や台にしましょう。

室内設置の場合

熱や湿気のこもりにくい場所

蓄電池にはスマートフォンと同じ、リチウムイオンバッテリーが使われています。スマートフォンも長い時間使い続けると、本体が結構熱くなりますよね。

蓄電池でも同じように充放電するときに熱が発生します。

通気が悪いところに蓄電池を設置すると、蓄電池に熱がこもってしまい、蓄電池の寿命を縮める原因になってしまいます。

また、蓄電池も電化製品ですので、湿気には弱いです。

ブレーカーや分電盤が洗面所などに設置されていることが多いので、蓄電池も脱衣所や洗面所などに設置場所の候補として挙がります。

しかし、洗面所などは湿気が多く、あまり蓄電池の設置に向いていないので、出来れば避けるようにしましょう。

寝室の近くは避ける

蓄電池が運転するときに動作音が発生します。エアコンの室外機よりも小さな音ですので、普通に生活していても気になるレベルではないような大きさです。

と言っても、さすがに寝室に設置するのは避けた方が良いでしょう。

屋外設置の場合

10kwhかそれ以上の容量の蓄電池になると、屋外設置がほとんどです。

屋内設置とまた違うところがあるのでまた確認していきましょう。

直射日光が当たらない場所

蓄電池を直射日光の当たる場所に設置してしまうと蓄電池が太陽の熱で熱されて、劣化しやすくなるだけでなく、場合によっては発火して火事になる危険性もあります。

基本的には南側設置は避けて、北側や東西の陰になっている場所に設置をしましょう。

風通しが良い場所

上記にも記したように、充放電する時に蓄電池は熱を帯びます。なので風通しの悪い場所に設置するとその熱が逃げない状態になってしますので、劣化を早める可能性があります。

また、蓄電池も精密な機械になりますので湿気やホコリが多い場所は故障の原因になりますので避けましょう。

まとめ

今回は蓄電池の正しい設置場所について解説していきました。実は蓄電池はとても精密な機械なんです。置き方ひとつで性能をグンと上げたり、逆に下げてしまったりと、非常にデリケートなんです。どうせ使うなら効率よく使いたいですよね。是非蓄電池を導入を検討される方は参考にしてみてくださいね♪

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