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田淵の蓄電池の評判は??

2022.02.06

蓄電池の基礎知識
田淵の蓄電池の評判は??

「蓄電池といってもたくさんのメーカーがあって何を選んだらいいかわからない」「そもそも田淵電機ってどんな会社なの」というご質問をいただく事が多々あります。

太陽光発電のパワーコンディショナーの製造や、独自の運転サイクルが魅力の田淵電機。今回は田淵電機はどんな会社なのかや、田淵の蓄電池を紹介していきます。

田淵電機とは

田淵電機は、大阪に本社を置く日本の精密機器・製造メーカーです。現在は社名をダイヤゼブラ電機となっています。

1925年に創業者 田淵 繁氏が創業し、「美登里商会」が前身のダイヤゼブラ電機は、もともとは珪素鋼板のプレス加工から始まったメーカーです。

その後も、様々なトランスやコイルを中心とした電子機器・精密機器を製造する会社として発展してきました。

太陽光発電・蓄電池に関係する商品は、1997年にパワコンを製造するところから始まりました。

田淵電機の主な製造品は、太陽光発電システム・蓄電システムのパワーコンディショナーなどを製造販売しています。

田淵の蓄電池の4つの特長

田淵の蓄電池には4つの特徴があります。

  • 200Vの出力が可能
  • 太陽光発電と蓄電池を合わせたハイブリッド蓄電池
  • 寿命が長い
  • ほとんどのメーカーの太陽光発電と接続できる

200Vの出力が可能

一般的な蓄電池の出力は100Vですが、田淵電機の蓄電池は200Vの出力が可能です。
そのため、強い電圧が必要な場合でも問題なく対応できます。

たとえば、近年増加しているオール電化の住宅は、エアコンや、IHクッキングヒーターやエコキュートなどで高い電圧が必要になります。
しかし、100Vの出力では電圧が足りずにこれらの家電を動かすのが困難になります。

ですが田淵電機の蓄電池は、停電時に高い電圧にも対応できるように200Vの蓄電池を発売しました。今までは200Vの蓄電池は発売されておらず、すごく売れたそうです。

太陽光発電と蓄電池を合わせたハイブリッド蓄電池

田淵電機の蓄電池は太陽光発電と蓄電池を一体化したハイブリット蓄電池です。
ハイブリッド蓄電池は、蓄電池と太陽光発電に欠かせない機器であるパワーコンディショナーを、1台で賄ってくれる蓄電池システムを言います。

たとえば、太陽光発電と蓄電池を別々に設置した場合に、2台のパワーコンディショナーを設置することになります。
電気を使う時に太陽光発電のパワーコンディショナーと蓄電池のパワーコンディショナーは電力を変換する必要があるのですが、変換する際に変換ロスが発生してしまいます。

しかし、ハイブリット蓄電池はパワーコンディショナーが1つになっているので、太陽光発電から蓄電池までの変換が必要ないため、変換ロスがありません。なので、電力を効率的に使えるんです。
そのため、田淵電機の蓄電池は太陽光発電で発電した電力を無駄にすることなく利用できます。

寿命が長い

田淵電機の蓄電器は、寿命が長いことで有名でもあるんです。

蓄電池の寿命はよく、サイクル数で表されるのですが、サイクル数とは、充電から放電を1セットとしてカウントします。
田淵の蓄電池の素材にリン酸リチウムイオンという電池を使用しているため、繰り返しの充放電に強い作りになっています。
ちなみに田淵電機によると12,000回使っても維持できる強さです。年数でいうと約30年も持つと言われています。

ほとんどのメーカーの太陽光発電と接続できる

田淵電機の蓄電池はほとんどのメーカーの太陽光発電と接続できます
なぜなら、田淵電機は太陽光発電を独自で作っていないため、ほとんどのメーカーと接続できるように設計されているんです!

蓄電池と太陽光発電のメーカー同じではないと、うまく接続ができなかったり、効率が悪くなってしまうこともあります。

しかし、田淵電機の蓄電池はほとんどのメーカーと接続ができるので、メーカーを合わせる必要がありません。

田淵蓄電器のラインナップ

田淵電機の蓄電池はEIBS(アイビス)シリーズの2種類です。
EIBS・EIBS7の2機種を、順番に紹介していきます。

EIBS(アイビス)

アイビスは、田淵電機初めての発売された蓄電池です。

アイビスは田淵電機の主力となっている蓄電池です。
他のメーカーに比べて蓄電容量4.0kWhと多くはないですが、相場価格が約140万円に抑えられます。

他のメーカーの蓄電池は蓄電容量6kWh程度と多いものの、相場価格が160万円程度になるため、アイビスよりも20万円以上高くなってしまう事が多いです。
そのため、初期費用を抑えつつ停電にも備えたい方に向いている蓄電池になります。

EIBIS7

アイビス7は田淵電機の最新の蓄電池です。アイビスに比べて充電容量が7.04kWhになるので、一般家庭であれば十分な充電容量を確保できます。
また、相場価格は240万円と少し高めですが、他のメーカーに比べて以下の点にも優れています。

  • 全負荷型
  • 停電時に使える出力が大きい
  • パワーコンディショナーの種類が3つもある

一般的な蓄電池は特定負荷型が多いです。
特定負荷型は、停電時に一部の電源のみしか使えないように制限がある為、最低限の電気しか使えなくなるのです。

しかし、全負荷型はすべての電源が利用できます。
電源の使用に制限がかけられないので、停電時でもほぼいつもの生活と変わらない生活が送れます。

まとめ

田淵電機の蓄電池の評判は良いです。
特にパワーコンディショナ―の性能や、納得できる金額を高く評価する声が多いみたいです。

また、田淵電機は先述したハイブリッド蓄電池でありながら長寿命で使える充電容量も多いです。停電時にも強く、長い期間の使用が期待できます。蓄電池選びにお困りの方はぜひ一度は検討してみてはいかがでしょうか。

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